西国三十三所草創1300年記念特別拝観|2020年限定御朱印、月参り巡礼、スイーツ巡礼
投稿日:04/24/2017 更新日:
2016年から2020年まで5年間にわたり、西国三十三所各札所では、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などを行われています。
「西国三十三所草創1300年記念」各寺院の特別拝観の日程、おすすめ、限定御朱印、月巡り巡礼、徒歩巡礼、スイーツ巡礼などをまとめました。
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第十六番清水寺
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目次-Contents-
西国三十三所
西国三十三所 草創1300年とは?
平成30年(2018)は、かつて大和国長谷寺の開山徳道上人が病にて仮死状態になられた際、冥土で閻魔大王に会い、「生前の悪い行いによって地獄へ送られるものが多い故、観音の霊場へ参ることにより功徳が得られるよう、人々に観音菩薩の慈悲の心を説け」とのお告げを受け、起請文と宝印を授かって現世に戻され、その証拠でもって人々に観音信仰、及びその霊場へ参ることをすすめられた養老2年(718)より、数えて1300年になります。徳道上人が極楽往生の通行証となる宝印をお配りになったという場所は、観音菩薩が衆生を救うために示現された霊験所や寺院でした。
このことにより、やがて観音霊場を巡る西国三十三所という信仰となり、西国三十三所は日本最古にして、巡礼の元祖となりました。
西国三十三所の観音菩薩にお参りし、手を合わせることによって、心の中に波立つさまざまな苦しみや悩みがしずまり、自分自身を見つめ直し、人を思いやる慈(いつく)しみの気持ちを持つようになり(現世安穏)、そして、観音菩薩の御前で心をひらくことによって、それぞれの人生をふりかえり、心を洗い清めれば、極楽往生の一歩となる(後生善処)でしょう。
これが現代の西国三十三所巡礼ではないでしょうか。総距離1000キロメートルを超える道のりは、1300年もの間、老若男女を問わず、多くの人々の歩いた道であり、一人一人が観音菩薩とともに充実した人生を歩んだ心の巡礼であります。
西国三十三所HPより

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第八番長谷寺
西国三十三所 草創1300年記念 特別拝観
2016年から2020年まで5年間にわたり、西国三十三所各札所では、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などを行います。
見どころが多くすべて行きたくなります。
おすすめ寺院 2020年(令和2年)
興福寺 南円堂
10月17日(木)
9時~17時
拝観料 大人300円 中高生200円 小学生100円
岡寺 本堂内々陣お扉開扉(本尊御開帳)
10月10日(土)~12月6日(日)
8時~17時と
拝観料500円
紀三井寺 秘仏本尊十一面観音像
9月20日(日)~12月20日(日)
特別拝観料1,000円
2020年各寺院の公開概要はこちら
https://www.facebook.com/saikoku33.1300/posts/1566839810134342
限定御朱印「特別印」
西国三十三所各寺院において、2017年1月から事業終了日まで、限定御朱印「特別印」の授与を行います。
「特別印」は、全て各寺院のオリジナルです。
納経帖に朱印する際に押印させていただきますので、是非ご参加ください。納経時間などは各寺院にお問い合せください。
詳細はこちらから
http://www.saikoku33-1300years.jp/stamp/
第一番青岸渡寺
「月参り巡礼」

2016年4月から第1番札所より札所番号順に毎月指定される日時に1回、1札所を巡る「月参り巡礼」を行います。月参り巡礼者には、西国三十三所草創1300年を象徴する特別なご朱印を押印します。 ※記念事業後も継続します。
「徒歩巡礼 法灯リレー」
西国三十三所巡礼が始まった1300年前、人々は白装束に身を包み、1000kmを超える道のりを札所から札所へ歩き続けました。そんな当時の巡礼を再現するのが「徒歩巡礼 法灯リレー」です。第1番札所から33番札所まで、伝説の「法灯」をリレーしながら悠久の歴史を偲びます。
※一般参加歓迎します。
詳細、申込は
TEL:075-744-6233
FAX:075-744-6236
e-mail:info@saigoku33.gr.jp
まで。

「スイーツ巡礼」
六角堂「月柳」
※写真はイメージです
巡礼の旅には甘いものが欠かせません。各札所の名物菓子は、時代ごとに巡礼者と触れ合いながら美味しく進化してきました。「スイーツ巡礼」はそんな菓子を食べ歩きながら、各札所を巡礼するユニークプラン。女性をはじめ、ファミリーやカップルでも楽しめる新しい巡礼の形です。
まとめ
非公開、期間限定公開など、普段入れない場所に入り、普段観ることのできない仏像、仏画、庭園、風景を楽しめます。同時にその土地の味も楽しめます。
知らなかった、行った事がない寺院で新たな発見もあります。
この機会に近畿、東海の西国三十三所寺院へ
御朱印帳も忘れずに
2020年まであらゆる形で公開されるので楽しみです。
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執筆者:yhh0309
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