NEXCO中日本は、名神高速道路大垣インターチェンジ(IC)〜岐阜羽島IC間で設置を進めていた、安八スマートICを3月に開通すると発表しました。
県道安八海津線と北方多度線の間に位置する、安八スマートICへのアクセス道路約1・7キロも同時開通します。
安八スマートインターチェンジ
岐阜羽島インターチェンジ – 大垣インターチェンジ間に建設中の本線直結型のスマートインターチェンジです。
休止中の安八バスストップの路盤を有効活用して
開通により、岐阜県道18号大垣一宮線の羽島大橋・大垣大橋の朝夕の渋滞緩和が期待されます。
開通日時
2018年(平成30年)3月24日 午後4時
対象車両・方面
利用可能車種はETC搭載の全車種で24時間運用。
上下線ともに出入可能。
場所
岐阜県安八郡安八町中
開通による効果
- 高速道路の利便性向上による既存企業の発展、企業誘致の促進
スマートICの整備により、高速道路へのアクセス性が向上することで物流機能の効率化が図られ、既存企業の発展や企業誘致の促進、雇用機会の拡大といった地域の活性化に向けての支援が期待されています。
- 高速道路へのアクセス性向上による揖斐川・長良川渡河部の交通分散
長良川・揖斐川に挟まれた安八町周辺地域では、朝夕の通勤時を中心に渡河部への交通集中により、慢性的かつ深刻な交通渋滞が発生しています。
安八スマートICの整備により、高速道路へのアクセス性を向上させることで、高速道路への交通転換が図られることが期待されます。
特に、朝夕の通勤時間帯における渡河部への交通が分散することにより、所要時間の短縮や主要渋滞ポイントの解消が期待されます。
- スマートIC設置による災害や緊急時における緊急避難経路の確保
昭和51年の台風17号による大雨で、安八町の長良川の堤防が決壊し、全町民の70%が被害を受けるといった「9.12安八水害」などからも、当地域への緊急避難経路の確保は重要性が高い。
また、長良川、揖斐川に挟まれた当地域は、災害時の渡河部への交通集中が長年の課題でした。
安八スマートICの設置により、当地域への緊急避難経路を確保するほか、渡河部へ集中する交通の緩和など、大河に挟まれた当地域では、復興支援においても重要な意味を持つ計画となります。
- 観光施設(安八百梅園)へのアクセス性の向上
安八スマートICを設置することにより、安八町の新名所として、平成10年4月に開園された安八百梅園へのアクセス性が向上します。
特に、大阪方面(大垣ICを利用)からのアクセス性が格段に向上するため、観光誘致圏の拡大が期待されます。