一部開通していた、三重県伊賀市三田、諏訪の両地区を結ぶ国道422号の「三田坂バイパス」(延長5・1km、幅7・5m)が2018年2月に全線開通します。
区間内の三田坂トンネルと8本の橋は既に完成していて、開通すると両地区間、さらに伊賀市中心部と新名神高速信楽インター間の移動が非常に便利になります。
開通区間の詳細を調べてみました。
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三田坂バイパス
急峻な山間部である伊賀市諏訪から三田坂峠から三田までの区間は、道幅が狭く、急カーブ・急勾配の箇所が多いことから普通車がすれ違うことも困難な未改良区間となっています。
また、雨量規制区間であるため、大雨時には地域住民の生活に支障をきたしています。
1996年度にバイパス建設事業が始まり、三田側940mと諏訪側720mは既に開通しています。
この度、三田坂トンネルを含む全線が開通いたします。
開通日
2018年(平成30年)2月25日(日)16時(予定)
開通式典が、同日に予定されています。
事業概要
事業箇所 伊賀市諏訪~三田 地内
事業期間 平成8年度~平成29年度
延長 全体計画延長 5.10km(うち1.66km供用済み)
今回開通区間 3.44km
幅員 車道3.0m×2車線(全幅員7.5m)
主要構造物 トンネル 1本(L=1,528m)
橋梁 8橋(L=547m)
開通による効果
全線開通により、大型車でも対向可能となるなど、安全で円滑な交通が確保されるとともに、雨量規制が解除され、大雨時における緊急車両や通勤・通学の交通が確保されます。
また、滋賀県とのつながりが強化され、新名神高速道路へのアクセスが向上することで、物流の効率化や地域間交流の促進が図られます。
信楽方面からの交差点
標識による案内がなく解りにくいので、下り坂途中のこの交差点を目印に右折し、
伊賀コリドールロードを進むと、そのまま三田坂バイパスに接続します。
国道422号
国道422号は、滋賀県大津市から三重県北牟婁郡紀北町に至る一般国道です。
近年はバイパスが整備されているところもありますが、未開通も多数あり俗に「酷道」と呼ばれています。
概要
- 起点:大津市(瀬田川大橋西詰交差点=国道1号交点)
- 終点:三重県北牟婁郡紀伊長島町(東長島北交差点=国道42号交点)
- 重要な経過地:滋賀県甲賀郡信楽町、三重県上野市、三重県名賀郡青山町、三重県名張市、奈良県宇陀郡御杖村、三重県一志郡美杉村、三重県飯南郡飯高町
- 総延長 : 177.2 km 重用延長、未供用延長を含む。
まとめ
諏訪から信楽方面は、広域農道伊賀コリドールロード経由になりますが、伊賀上野~信楽、宇治田原のアクセスが格段に向上します。
忍者屋敷、上野城、信楽陶芸の里、MIHO MUSEUM、朝宮の茶などみどころいっぱい。いまから開通が楽しみです。
信楽ではゴールデンウィークに「しがらき駅前陶器市」「信楽作家市」が開催されます!