道路

【和歌山】国道371号|龍神殿原工区が3月26日全線開通|酷道区間が解消

国道371号[龍神殿原工区](旧:龍神四バイパス)の全線1.8kmが完成しましたので、2018年(平成30年)3月26日(月)12時に供用されます。

田辺市龍神村殿原において、通行不能区間の解消や災害時の備えを目的とし、国道371号[龍神殿原工区]を2010(平成22)年度から整備を行ってきました。

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国道371号 龍神殿原工区

この区間は、西に並行する和歌山県道198号龍神中辺路線水上栃谷トンネル完成後、国道371号線の代替え道路の扱いとなり、[龍神殿原工区]の南側途中まで完成後、2004年度から7年間和歌山県が工事を中断していました。

その後、2010(平成22)年度から未着工区間の整備を再び開始し、今回の開通に至りました。

 

【供用区間の概要】

・箇所 :田辺市龍神村殿原地内 (延長:1.8km)

・幅員 :7.0m(車道2.75m×2、路肩0.75m×2)

・事業着手:2010(平成22)年度

・事業費 :約30億円

 

 ○今回の供用により、高野山と熊野三山・熊野古道を結ぶ世界遺産高野熊野地域へのアクセス道路として、観光や産業の振興など地域の活性化への寄与が期待されます。

 ○災害発生時においては、龍神と中辺路間を結ぶ幹線道路ネットワークが形成される事により、迅速な救助・復旧活動にも寄与します。

 

 

 

国道371号とは

大阪府河内長野市から和歌山県東牟婁郡串本町に至る一般国道。

紀伊半島を南北に縦断しています。

かつては橋本市の国道24号以南はほぼ全線を通じて1.0車線程度の狭隘路であったほか、落石や路肩崩落なども多く、2カ所の未開通区間などを有する全国でも知名度のある酷道でしたが、近年はバイパス道路や高野龍神スカイラインの無料化による狭隘路部分の旧道化などにより道路事情が改善されてきています。

平成30年には大阪府と和歌山県の県境で事業中の「国道371号石仏バイパス」が全面開通する予定です。

 

 

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