[京都]冬の旅|京都非公開文化財特別公開2018|期間と場所とおすすめ

京都観光協会主催の第52回「京の冬の旅」のテーマは「明治維新150年記念」と「西郷隆盛」

近代日本の幕開けとなった慶応4年(1868)の「明治維新」から150年。

西郷隆盛を主人公としたNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」放映にちなんで、幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院など15ヶ所で、通常非公開の文化財を期間限定で特別公開します。

公開寺院・施設、期間、アクセスなどお伝えします。

 

2019年京の冬の旅非公開文化財特別公開はこちらです。

[京都]第53回京の冬の旅2019非公開文化財特別公開|期間、寺院場所

 

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第52回「京の冬の旅」京都非公開文化財特別公開

期間

2018年1月6日(土)~3月18日(日)

 

※常林寺、泉涌寺 舎利殿、伏見稲荷大社 御茶屋、相国寺 法堂・方丈、妙心寺 東海庵は1月10日(水)から公開

※清水寺 成就院は1月27日(土)から公開

※宝鏡寺は1月6日(土)~2月28日(水)の公開。(3月1日(木)~4月3日(火)は春の人形展を開催。)

※一部拝観休止日がございます。詳しくは各公開箇所欄をご覧ください。

※法要や悪天候等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。

 

時間

10:00~16:00(受付終了)

 

泉涌寺 舎利殿は9:00~16:00(受付終了)

東寺 五重塔は9:00~16:30(受付終了)

常林寺は毎週日曜日10:00~13:00拝観休止

 

料金

600円 (団体割引あり)

 

※泉涌寺 舎利殿、東寺 五重塔は800円 (通常公開部分含む)

※団体予約についてはこちら

 

 

公開場所

 

  • 洛東エリア

常林寺 (じょうりんじ) 初公開

通称「萩の寺」で知られる浄土宗の寺院。勝海舟が京における常宿。

本堂には阿弥陀三尊像のほか、聖観音菩薩像、菊桐紋入りの衣に高下駄姿の帯刀僧形像などが安置されている他、幕末から明治にかけて活躍した日本画家・岸竹堂が描いた「釈迦三尊」の壁画があります。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市左京区 田中下柳町33

京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩すぐ

京都駅から市バス4・17系統「出町柳駅前」下車、徒歩すぐ

 

 

清水寺 成就院

世界遺産・清水寺の塔頭寺院。

幕末の勤王僧として知られた月照上人とその実弟・信海上人が住職を務めたことで知られ、ここで西郷隆盛や近衛忠煕らが集まって密談が行われたといわれています。

安政の大獄で幕府から追われて鹿児島湾で入水した折に西郷隆盛と月照上人が身に着けていたという衣や月照・信海両上人の木像などゆかりの寺宝も特別展示されています。

1/27(土)からの公開 

2/22(木)・23(金)は拝観休止

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市東山区清水1丁目294

JR、近鉄、地下鉄「京都駅」から市バス206・100・110、86(土休日のみ運行)系統「五条坂」下車、徒歩約12分

京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩約25分

 

 

泉涌寺 舎利殿 初公開

「御寺」と呼ばれる真言宗泉涌寺派の総本山である泉涌寺。

特別公開の舎利殿は釈迦の仏牙舎利を安置するお堂で、京都御所の建物を移築したもの。

堂内には韋駄天像・月蓋長者像(ともに重要文化財)が祀られており、「鳴き龍」で知られる狩野山雪筆の天井画「龍図」がみることが出来ます。

その他に、江戸時代最後の天皇・孝明天皇や皇女和宮ゆかりの寺宝も特別展示される。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市東山区泉涌寺山内町27

京都駅から市バス208、88(土休日のみ運行)系統「泉涌寺道」下車、徒歩約13分

JR奈良線「東福寺」駅下車、徒歩約18分

 

 

東福寺 禅堂・経蔵

紅葉の名所として名高い臨済宗東福寺派大本山。

初の一般公開となる経蔵は、寛政5年(1793)に再建されたもので、聖一国師が中国・宋から持ち帰ったものを含め1000余りの経典を納めた八角形の回転式輪蔵があります。

また鎌倉時代に記された日本初の仏教史書『元亨釈書(げんこうしゃくしょ)』等の版木なども特別公開されます。

 

アクセス

京都府京都市東山区本町15−778

JR奈良線「東福寺」駅下車、徒歩約12分

京都駅から市バス208、88(土休日のみ運行)系統「東福寺」下車、徒歩約10分

 

※1/18(木)は12:30(受付終了)までの公開。

 

 

東福寺 即宗院

東福寺の塔頭寺院。

薩摩藩士・西郷隆盛と幕末の勤王僧・月照上人がひそかにここで倒幕計画を練っていたと言われています。

本堂では島津家ゆかりの火鉢や重箱の他、徳川15代将軍慶喜筆の掛け軸などの寺宝を特別展示。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市東山区本町15−778

JR奈良線「東福寺」駅下車、徒歩約14分

京都駅から市バス208、88(土休日のみ運行)系統「東福寺」下車、徒歩約12分

 

 

  • 洛中エリア

相国寺 法堂・方丈

豊臣秀頼が再建した日本最古の法堂(重要文化財)には、狩野永徳の子・光信筆の天井画「蟠龍図」があり、通称「鳴き龍」として知られています。

方丈は、絵師・原在中が室中の間に描いた「中国普陀落山図」や「琴棋書画図」などの障壁画が残されています。

 

アクセス

京都府京都市上京区 今出川通烏丸東入

京都駅から地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、①番出口から徒歩約5分

 

 

相国寺 豊光寺 初公開

豊臣秀吉の追善のために創建した相国寺の塔頭寺院。

山門は平唐門で、様式上桃山期か江戸初期のものです。

鎌倉時代に作られ近年修復された本尊・釈迦如来像を安置し、方丈南と書院東には、苔や白砂を配した庭園が広がります。

今回は、室町幕府第10代将軍・足利義稙(よしたね)や西笑和尚、獨園和尚の肖像画や書などの寺宝の他、幕末の剣や書の達人として知られ、獨園和尚に参禅した、山岡鉄舟の書なども公開されます。

 

アクセス

京都府京都市上京区 今出川通烏丸東入

京都駅から地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、①番出口から徒歩約7分

 

 

相国寺 林光院 初公開

本堂、書院などの建物には、「龍虎」「蓮」「松」などの水墨画の障壁画で飾られている。書院南庭には、紀貫之の娘の逸話で有名な名梅「鶯宿梅」があり、36枚ある花弁の色が真紅から淡紅、純白に変わるのが珍しいです。

薩摩・島津家とのゆかりが深く、境外墓地には、幕末の「蛤御門の変」「鳥羽・伏見の戦い」で活躍した薩摩藩士が合葬されています。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市上京区 今出川通烏丸東入

京都駅から地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、①番出口から徒歩約5分

 

 

宝鏡寺

「百々御所」

本堂には江戸初期の絵師・狩野探幽筆と伝わる「秋草図」と日本画家・河股幸和が手がけた襖絵があり、書院には、伝円山応挙筆の杉戸絵や円山派の絵師による障壁画が残っています。

徳川14代将軍家茂に降嫁した皇女和宮が、幼い頃に遊んだ「鶴亀の庭」、孝明天皇遺愛の御所人形や和宮遺愛の天目台、宮中から贈られた雛人形などが特別公開されます。

※「京の冬の旅」特別公開は2/28(水)までの公開。引き続き3/1(木)~4/3(火)は「春の人形展」を開催。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市上京区寺之内通堀川東入百々町547

「京都駅」から市バス9系統「堀川寺ノ内」下車、徒歩約2分

地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、②番出口から徒歩約10分

地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅下車、①番出口から徒歩約15分

 

 

妙覺寺 初公開

日蓮宗京都十六本山の一つ。

祖師堂には、日蓮聖人、日朗上人、日像上人の三菩薩坐像が安置されている。

今回は狩野元信筆と伝わる幅約4.6m、高さ約5.9mの巨大な「大涅槃図」など寺宝も特別展示される。

 

アクセス

「京都駅」から市バス9系統「天神公園前」下車、徒歩約5分

地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅下車、①番出口徒歩約10分

 

 

  • 洛西エリア

妙心寺 三門

臨済宗妙心寺派大本山。

特別公開される三門(重要文化財)は、唯一鮮やかな朱塗りの建物。

七堂伽藍を一望する楼上には、観音菩薩像や十六羅漢像が祀られ、天井には絢爛たる色彩の天女、飛龍や楽器が描かれており、柱や梁、組物一面の彩色が美しいです。楼上からは、妙心寺の七堂伽藍や端正な石畳の続く広大な境内が一望できます。

※1/31(水)、3/8(木)は拝観休止

 

アクセス

JR嵯峨野線「花園駅」下車徒歩約5分

京都駅から市バス26系統「妙心寺北門前」下車徒歩約8分

 

 

妙心寺 東海庵

妙心寺四派の一つ「東海派」の本庵で、趣の異なる美しい3つの庭で知られる。

書院西庭「東海一連の庭」(史跡名勝)は、不老不死の神や仙人が住むという三島を表した枯山水庭園。

書院南庭は、七坪の空間に一直線に並ぶ大小7個の石と、波紋を描くような白砂が印象的な坪庭。

一木一草もない一面の白砂の「白露地の庭」は方丈南にあります。

※2/1(木)~3(土)は拝観休止

 

アクセス

JR嵯峨野線「花園駅」下車徒歩約7分

京都駅から市バス26系統「妙心寺北門前」下車徒歩約8分

 

 

  • 洛南エリア

東寺 五重塔

平安京造営時に国家鎮護のために創建され、のちに弘法大師空海に下賜された、真言宗全体の総本山。講堂の立体曼荼羅で有名です。

三代将軍家光が再建した五重塔(国宝)は、高さ約55mの日本一高い木造塔で、幕末、鳥羽伏見の戦いでは西郷隆盛が塔に登って戦況を眺め指揮をとったという。

特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、密教の根本仏・大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されています。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市南区九条町1

「京都駅」から徒歩約15分

「京都駅」から市バス205系統「東寺道」下車徒歩約5分

 

 

  • 伏見エリア

伏見稲荷大社 御茶屋

日本全国にある稲荷神社の総本宮。千本鳥居で名高い「お稲荷さん」で親しまれています。

特別公開の御茶屋(重要文化財)は、後水尾院より御所の古御殿の一部を拝領されたもので、格調高い書院造に数寄屋造の意匠を巧みにとりいれ、宮廷好みの御茶屋の雰囲気を醸し出しています。

稲荷山を借景とした「松の下屋庭園」は、茶室や待合が点在する緑豊かな回遊式庭園です。

 

アクセス

京都府京都市伏見区深草藪之内町68

JR奈良線「稲荷」駅下車、徒歩約5分

京都駅から市バス南5・105系統「稲荷大社前」駅下車、徒歩約10分

 

 

大黒寺

幕末動乱の舞台となった伏見に建つ、通称「薩摩寺」と呼ばれる出世開運、金運などのご利益がある真言宗の寺院。

薩摩藩主島津義弘の守り本尊「出生大黒天」に因み、薩摩藩の祈祷所とした。

幕末には、西郷隆盛や大久保利通が度々集い、会談を行ったとされる部屋が残されており、今回は志士たちゆかりの書や歌、肖像なども特別展示されています。

明治維新・西郷隆盛ゆかりの公開箇所

 

アクセス

京都府京都市伏見区鷹匠町4

京阪電車「丹波橋駅」下車徒歩約7分

近鉄電車「近鉄丹波橋駅」下車徒歩約8分

 

 

京の冬の旅非公開文化財 地図

 

 

非公開文化財特別公開ガイドブック

特別公開15ヶ所の文化財を豊富な写真でご紹介しています。
公開期間中に各公開箇所受付などで販売 1冊200円
(税込)

 

 

「京の冬の旅」スタンプラリー

「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の15ヶ所の中から3ヶ所を拝観してスタンプを集めると、指定の場所で”ちょっと一服”(お茶とお菓子など)の特典が受けられます。

期 間:平成30年1月6日(土)~3月18日(日)

①スタンプラリー用紙を入手。

(JR京都駅ビル2階の「京都総合観光案内所〈京なび〉」または各公開箇所受付にご用意しています)

②拝観料をお支払いの時にスタンプをもらいます。

③スタンプが3つそろったら、お好きな接待箇所で”ちょっと一服”の特典が受けられます。

 

◆ちょっと一服接待箇所一覧

 

★俵屋吉富「京菓子資料館」

★花園会館「花ごころ」

★本家八ツ橋 八坂店

★本家八ツ橋 清水南店

★京洋菓子司 ジュヴァンセル祇園店

★清水一芳園

★青窯会会館

★洛南会館「喫茶やまぶき」

★京湯元 ハトヤ瑞鳳閣「レストラン栄寿庵」

そのほか、JR京都駅ビル2階の「京都総合観光案内所〈京なび〉」にて、記念品との引換えもできます。

 

 

最後に

JRなど旅行会社各社によるプランがありますので、ご参考に

あと、御朱印帳も忘れずに

初心者にもわかる御朱印集め!人気の朱印帳、マナー、意味、寺社の御朱印

 

 

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