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[京都]2017秋の京都非公開文化財特別公開|期間、場所と初公開おすすめ

平成29年11月1日より毎年春と秋の恒例、「第53回京都非公開文化財特別公開」が開催されています。

普段公開されない文化財の数々を拝見できるよい機会です。

公開場所、公開するもの、期間、住所、おすすめ、アクセス、キャンペーンなど簡単にまとめました。
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第53回京都非公開文化財特別公開

公開期間

平成29年11月1日(水)から11月12日(日)までの12日間

午前9時~午後4時(拝観受付)

 

拝観料

1か所大人800円、中高生400円 
※「泉涌寺 本坊」は別途入山料(500円)が必要です。

 

公開場所・内容・住所一覧

京都府下24ヵ所 太字は初公開

上賀茂神社  本殿(国宝)、権殿 (国宝)、高倉殿  (重文)、他 北区上賀茂本山
北野天満宮 宝物殿にて御神宝の公開 上京区馬喰町
大将軍八神社 方徳殿にて御神宝の公開、大将軍像《重文》、渋川春海製作「天球儀」など古天文暦道関係資料、他 上京区一条通御前西入西町
報土寺 本堂《重文》、他初公開の御寺宝 上京区仁和寺街道六軒町
冷泉家  11/2~5 冷泉家住宅《重文》、「東方朔」・「群亀」図衝立(原在中・原在明筆)、文箱など(江戸時代) 上京区今出川通烏丸東入
清浄華院 11/1~5 大殿(御影堂)、是心堂、大方丈、泣不動縁起絵巻(永納本)、他 上京区 寺町通広小路上る北之辺町
廬山寺 11/3 は午後拝観休止 元三大師坐像、お前立鬼大師坐像、御本尊阿弥陀如来及両脇侍坐像《重文》。源氏庭、後醍醐天皇像、後陽成天皇像、他 上京区 寺町通広小路上る北之辺町
下鴨神社 東西本殿《国宝》、三井神社《重文》、大炊殿《重文》、神服殿《重文》他 左京区下鴨泉川町
法然院 11/1~7 本堂、御本尊阿弥陀如来坐像、狩野孝信筆襖絵《重文》、堂本印象筆新襖絵、庭園、他 左京区鹿ケ谷御所ノ段町
知恩院三門 三門《国宝》二層内部、釈迦牟尼坐像《重文》、十六羅漢像《重文》、狩野派筆天井画、他 東山区林下町
霊源院【建仁寺山内】 中巖円月坐像《重文》、毘沙門天立像《府登録》、 一休朱太刀像、甘露庭、茶室「妙喜庵」、他 東山区小松町
泉涌寺本坊 11/4 は拝観休止 霊明殿、御座所、海会堂(御所の御黒戸・仏間)、庭園、狩野孝信筆「後陽成天皇像」《重文》、他 東山区泉涌寺山内町
法性寺 本尊千手観音立像《国宝》、他 東山区本町
東寺・講堂・五重塔 公開は 10/28~11/12 講堂《国宝》:内部を周回します 五重塔《国宝》初層内陣 南区九条町
石清水八幡宮 御本殿《国宝》、御社殿《国宝》、織田信長寄進「黄金の樋」・左甚五郎作「目貫の猿」、他 八幡市八幡高坊
正法寺 本堂《重文》、大方丈《重文》、阿弥陀如来坐像《重文》、絹本著色如来像《重文》、他 八幡市八幡清水井
松花堂庭園・美術館 草庵「松花堂」《府指定》、泉坊書院、茶室「松隠」「竹隠」「梅隠」、美術館にて「雪景山水図襖」(伝狩野山雪筆) 八幡市八幡女郎花
酬恩庵(一休寺) 浴室《重文》、虎丘庵《府指定》、虎丘庭園《名勝》、他 京田辺市薪里ノ内
常念寺(精華町) 御本尊阿弥陀如来立像、菩薩形立像《重文》、十二神将像、九重石塔、他 相楽郡精華町祝園神木段
大智寺 御本尊文殊菩薩半跏像《重文》、十一面観音立像《重文》、扁額(隠元筆)、本堂・鐘楼堂・山門等《府登録》、他 木津川市木津町木津雲村
西念寺 公開は 11/1~11 御本尊阿弥陀如来坐像、裏堂阿弥陀如来坐像、薬師如来坐像《府指定》、脇侍日光月光菩薩立像《府登録》、他 木津川市鹿背山鹿曲田
海住山寺 公開は 10/28~11/12 五重塔内陣《国宝》、奥の院本尊十一面観音立像《重文》、法華経曼荼羅図《重文》、青白磁(南宋時代)、他 木津川市加茂町例幣海住山
現光寺 公開は10/28~11/12 十一面観音坐像《重文》、四天王像 木津川市加茂町北山ノ上
常念寺(木津川市) 本堂、御本尊阿弥陀三尊像、地蔵菩薩像(藤原時代)、十一面観世音菩薩像、釈迦三尊像、薬師三尊像、他 木津川市加茂町里小田

※「清浄華院」の公開は 11 月 1 日(水)から 5 日(日)です。

※「泉涌寺 本坊」は 11 月 4 日(土)拝観休止です。

※「廬山寺」は 11 月 3 日(金・祝)正午までの拝観になります。

※「冷泉家」の公開は 11 月 2 日(木)から 5 日(日)です。

※「法然院」の公開は 11 月 1 日(水)から 7 日(火)です。

※「東寺 講堂・五重塔」「海住山寺」「現光寺」の公開は 10 月 28 日(土)から 11 月 12 日(日)です。

※「西念寺」の公開は 11 月 1 日(水)から 11 日(土)です。


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見どころなど

霊源院【建仁寺山内】

みどころは初公開となる「一休朱太刀像」

建仁寺塔頭寺院・霊源院は、応永年間(1394年〜1428年)、龍山徳見和尚を勧請開山として、その弟子である一庵一麟によって創建されました。

霊源院の僧には室町時代の五山派の代表的学僧が多く、大徳寺の一休宗純が幼年、師のもとで作詩の法を学んだ事は有名である。

一休 42歳、堺に居た頃、刀を差して市中を闊歩し、刀の柄を叩いては、見る人を挑発した。人々は、「刀は人を殺す道具。それを坊さんが腰に差すとはどういうわけか」と問いただすと、一休は「わからんか?今、そこらにいる贋坊主どもは、寺にいる時は 真剣のように見えるが、一歩外に出れば、ほれこの通り」と抜いてみせ、「木刀にすぎない。木刀では人を殺すことも活かすこともできん」

「木刀」の話である。

この逸話から、「一休・朱太刀像」というのが何点も描かれている。

椅子に腰掛ける一休の横には、杖の代わりに、朱鞘の長い刀が描かれています。

 

報土寺

報土寺は浄土宗で、貞観元年(859)に行教が真言宗の寺として創建したと伝えられています。

応仁の乱のあと永禄2年(1559)に相国寺の傍で再興されて浄土宗の念仏道場として栄えましたが、寛文3年(1663)に現在の地へ移りました。

表門と本堂、木造阿弥陀如来立像が重要文化財に指定されています。

本堂前に、遊女観音といわれる観音像が立てられている。周辺は四番町、五番町という大きな遊郭があり、かつて廓で亡くなった遊女たちの骸をどの寺も取り合わなかったという。寺では遺体を引き取り、弔い、共同墓に葬ってきました。

 

常念寺(精華町)、大智寺 、西念寺、現光寺、常念寺(木津川市)

初公開となる南山城地域の各寺院には奈良時代から平安時代以来の伝統を守り伝える古い寺院が点在しています。

聖武天皇が一時「恭仁京」を置いたこの地で長く守り伝えられてきた、魅力的な仏像、建築物がたくさんあります。

海住山寺もあわせて1日で周りたいですね。

各寺、道路アクセスが悪く、駐車場も数台分しかないため、できるだけ公共交通機関の利用をお勧めします。(下記アクセス情報もご覧ください)

 

法性寺

東福寺の近くにひっそりと佇む法性寺は、かつて藤原氏の隆盛と共に寺域も拡大、結構も近在に比類なきほどの大寺でした。

国宝に指定されている本尊千手観音立像は、手は42臂とまずまず普通ですが、顔が本面の他に左右の耳の辺りに忿怒面と菩薩面を有し、頭上に菩薩面23と大笑面1の計24面を2段に分けて配し、さらにその頂上に仏面1面と計28面を有する異形の像として著名です。

以前は予約制で公開していましたが、現在は非公開なので、この機会に是非ご拝観ください。

 

石清水八幡宮

宇佐神宮・筥崎宮とともに日本三大八幡宮の一社

社殿は「八幡造」と呼ばれる独特の構造である。楼門から奥へと舞殿・幣殿・本殿が続き、いずれも国宝に指定されています。

また、社殿内には織田信長奉納の「黄金の樋」「信長塀」などを納めています。

近くにある徳川家ゆかりの正法寺、松花堂弁当ゆかりの松花堂庭園・美術館もあわせてどうぞ。

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アクセス情報・キャンペーン

 

  • 京都市内の移動には「一日乗車券」がお得です。

京都市バスのサイトにいろいろありますのでご参考に

http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000019521.html

一番上の「京都観光一日(二日)乗車券」で京都市内はほとんど周れると思います。

 

  • 木津川市域における奈良交通臨時バス運行のご案内

平成29年度「第53回京都非公開文化財特別公開」の開催に伴い、木津川市内で公開する4か所(大智寺、西念寺、常念寺、現光寺、海住山寺)の最寄りのバス停を結ぶ奈良交通の臨時バスが運行されます。

【運行日】 平成29年11月3日(金祝)、4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
(特別公開開催期間中の土日祝日のみの運行になります。)
【運行区間】 木津駅(西口) ~ 鹿背山 ~ 加茂駅(西口) ~  岡崎
(大智寺)    (西念寺) (常念寺・現光寺)  (海住山寺)
【運行時間】 木津駅(西口)発 9:00、10:00、11:00、12:00、14:00
岡崎発      9:40、10:40、11:40、13:40、14:40
【お問合せ】 奈良交通 お客様サービスセンター
電話 0742-20-3100(8:30~19:00)

運賃等の詳細は奈良交通ホームページでご確認下さい。

 

  • 海住山寺と現光寺間で『文化財保護特別協力号』を運行します。

【 運行区間 】現光寺臨時駐車場 ~ 海住山寺門前
(現光寺臨時駐車場は現光寺より徒歩3分の場所にあります。)

【 期  間 】11月1日(水)~ 11月12日(日)毎日運行

【 運行時間 】

現光寺臨時駐車場 午前10時~午後3時30分
海住山寺 午前10時15分~午後4時45分
毎時30分毎に運行します。
(都合により一部運行休止の場合あり)
※午前8時45分加茂駅西口発海住山寺行のバスを1本運行します。

【 乗車方法 】

両寺院にて文化財の保護事業に特別協力(ご志納)頂いた方に乗車整理券を差し上げます。
500円以上のご志納で1枚
1,000円以上のご志納で2枚
1枚でお一人片道1回ご利用頂けます。

【ご志納受付場所】

現光寺拝観受付
海住山寺拝観受付・海住山寺本坊拝観受付


 

  • 京阪バスが運行する京都定期観光バスとの提携企画のご案内

平成29年度「第53回 京都非公開文化財特別公開」の開催に伴い、京阪バスが運行する京都定期観光バスとの提携企画として以下のコースが設定されることになりましたのでご案内します。

STコース: 秋の特別文化財めぐり
~初公開!西陣「報土寺」と八幡・京田辺の古寺をたずねる~

※報土寺、知恩院 三門、正法寺、酬恩庵(一休寺)がコースに含まれております。
※ご昼食は、知恩院 三門 近くの「花水庵」にて、「特別和順弁当」をお楽しみください。
詳細はこちらパソコンから スマホから

 

  • JCB 京都非公開文化財特別公開応援キャンペーン

JCBカードご利用控え提示で京都非公開文化財特別公開にご招待と京都非公開文化財を巡るJCB無料バスの乗車券を進呈はこちらから

パソコンから スマホから

 

  • 最寄駅・バス停一覧はこちらで確認できます

http://www.kobunka.com/topics/pdf/20171017bus.pdf

 

 

まとめ

毎年恒例の第53回京都非公開文化財特別公開、今回初公開の南山城の寺院が楽しみです。見たことのない仏像が観れるチャンスです。

みなさんもいろいろ組み合わせて行くのはいかがでしょうか。

詳細は入手次第追記いたします。

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