うどん

[閉店]はがくれ9月25日閉店!生じょうゆで有名な大阪讃岐うどんを代表する店

 

梅田はがくれ閉店

この夏のとある日、店頭とホームページに「梅田はがくれは、9月25日をもって閉店します」との告知があり、たちまちSNSなどで拡散されました。

近年すこし足が遠のいていましたが、最後なので「はがくれ」が食べたくなり伺いました。

店の前には

貼り紙がありました。

 

ニュースでも

「うどんにかける生(き)じょうゆは2往復半」。名物店主がユーモアたっぷりに食べ方を指南してくれる大阪・梅田の人気うどん店「梅田はがくれ」が、25日で約30年の歴史に幕を下ろす。閉店を惜しむファンが、長い列をつくっている。
店主の天谷(あまや)雅之さん(69)が大阪市北区の大阪駅前第3ビルに店を開いたのは、1989年、39歳のときだ。サラリーマン時代に会社の経営多角化で別のうどん店の店長を務めたあと、脱サラした。

数年後、妻の出身地の香川県で食べた「生じょうゆうどん」を始めたことで、人気に火がついた。

「生じょうゆは2往復半」大阪の名物うどん店、閉店へ

客の目の前でうどんに生じょうゆをかける店主の天谷雅之さん(右)=大阪市北区梅田1丁目

 

 

引退する理由

70歳を迎える今年を節目にしたとか

 

 

はがくれ

いまから30年ほど前、大阪を含む関西では讃岐うどんは香川で食べられるものと思われていたところに彗星の如く現れた、大阪駅前第3ビルにある「はがくれ」

つるりと滑らかですがコシの強いうどんと、大将のキャラクターでたちまち人気が出ました。

20年ほど前からは、大阪駅前第3ビルの一角は連日大行列で、大将はお客さんに「初めてか?」と声をかけ、「生醤油」の食べ方を教えていました。

 

「生醤油は麺の上に2往復半」

「まぜたらあかん」

「うどんは2本づつ」

 

このお決まりの台詞は今もかわらず「初めて?食べ方教えるわ」とお客さんと会話していました。

私も初めて来ましたと言い(疑われてましたが)、大将にしっかりレクチャーされました。

 

生じょうゆ

これが「はがくれ」を代表するうどん生じょうゆ

茹であがりを水で〆たうどんに、大根おろし、ネギ、酢橘が載せられ、そこに生醤油をかけて食べるしんぷるなうどん。

うどん本来の美味しさをあじわえます。

 

生じょうゆ

 

3本つかんでますが、食べる時は2本づつ頂きました。

 

メニュー

大将こだわりの生じょうゆが看板メニューですが、きつねうどん、あんかけうどん、釜揚げ、カレーうどん、天ぷら、おでん、かやくごはんなど、どれを食べても美味しいんです。

 

 

大将・女将さんからのご挨拶

HPに大将と女将さんからの最後のお礼・ご挨拶がありました

平成元年に開店して以来30年間、多くのお客様にご支援頂き感謝にたえません。
この度の閉店の理由は、寄る年波に勝てず体力気力の限界を感じたためです。
閉店告知してからは、全国各地の閉店を惜しむお客さまにご来店頂き
沢山の温かいお言葉を頂戴したことは、とても有り難く商売冥利につきます。
美味しく召し上がってもらいたいが為、熱意が高じ過ぎて食べ方にうるさく口を出し
ご気分を害されたお客様には、ここで深くお詫び申し上げます。
何年も通って下さっているお客様から「おっちゃん!お醤油かけて~!!」と甘えられた時は
その笑顔が嬉しく、思わず顔のほころぶ至福の時でもありました。
ここまで商売を続けられたこと、皆様のお陰です。
心よりお礼を申し上げます。

店主 天谷 雅之

 

長い間、当店をご贔屓頂きましてありがとうございました。
私は十数年前に第一線を退きまして裏方仕事に専念してきました。
定休日以外の毎朝6時半過ぎからの早朝仕込み仕事、銀行関係、経理、雑用などです。
午前中での現場仕事で終わる曜日も多かったのですが、パートさん達の公休日、社員欠員の時などは
ホール、洗い場、調理場と補欠要員として、色々なポジションをこなしてまいりました。
平成元年、夫婦2人と女性パートさん2人だけで、お店を立ち上げた頃を懐かしく回想しております。
ここまでのお店に成長したこと、運が良かったのではと思っていますが
何より応援して下さったお客様のお陰と、心より感謝申し上げます
閉店に際して、差し入れのおやつ、果物、綺麗なお花、お酒、お餞別など、沢山のお客様にお心遣いを頂きました。
閉店前のあまりの忙しさに、お名前やご住所をお伺いすることもできず
お礼状すら送ることができませんことをお許し下さい。
この場を借りて、店主、スタッフ一同、心よりお礼を申し上げます。
最後まで本当にありがとうございました。

天谷 ひとみ

 

 

 

 

さいごに

大阪駅前第3ビルのこの地に愛され約30年

70歳の節目に引退される天谷大将、お疲れ様でした。

大阪近郊にお弟子さんの店もあるので、そちらの方にも足を運んでみて師匠との違いを感じるのも楽しみですね。