数日前、突然釜たけうどんが閉店するとのことを耳にし、大変驚きました。
6月27日に残念ながら閉店しました
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釜たけうどん
まだ関西にさぬきうどんがそんなに浸透していなかった14年前、自身のホームページにて関西近郊のうどん店を紹介していた、関西うどん界の大御所たけちゃんこと木田武史氏が、香川県のうどん店で修業をし、今はトレンドの「ウラナンバ」と言われる以前の、当時寂しい道具屋筋1本東の通りに「釜たけうどん」を開店しました。
その頃のうどん店はほとんど茹で置きか、製麺所の茹で麺のなか、手打ちのうどんを、12、3分茹で上げてから提供するという、イラチな大阪人には我慢できないことを売りに始めましたが、その美味しさと、新メニュー開発の柔軟な発想から着実にファンを増やしていきました。
その後、関西一円に影響を及ぼし、たくさんのお弟子さんも巣立っていきました。
うどんの町大阪において、当時ブームになりつつある讃岐うどんに衝撃を受け、食べ歩きを続ける中、次の時代のうどんを提案しようと釜たけうどんは2003年3月に、難波千日前にオープンしました。
従来無かった食感を意識したうどんは後に大阪讃岐うどんと呼ばれるジャンルに発展。
現在の大阪讃岐うどんのスタンダードメニュー「ちく玉天ぶっかけ」の発案から「キムラ君」の全国ブームを起こし、次は「とんがり君」や「きつねがり」等、「がり」ブームを発信中。
釜たけうどんホームページより
うどん
よくある、さぬきうどんのコシがある太めのうどんではなく、喉越しの良いもちもちしたうどんで、大阪と讃岐のいいところを融合されています。
看板メニューは
ちく玉天ぶっかけ
天ぷらと言えば海老という関西に驚きをもたらせました。
半熟玉子を天ぷらにするということに強い衝撃を受けました。
出汁はぶっかけ出汁ですが、関西人の口に合うようにやさしい出汁になっています。
キムラ君
2012年、ちく玉天ぶっかけに続く、釜たけうどんのヒット商品。
当時大ヒットした、食べるラー油をうどんに合わせた驚きの一品
キムラ=キムチ+食べるラー油、君はキムタクから?
なじみのある「キムラ君はじめました」のポスター
キムチと食べるラー油を使えば、参加条件もなくどんなレシピでも良いとのコンセプトだったので、麺にとどまらず、寿司、天ぷら、イタリアンなど、関西各店であらゆるキムラ君が誕生し、ついには関東まで飛び火した大人気メニューです。
翌年には豚がイカ天に替わった、イカしたキムラ君が登場
とんがり君
冬の寒い時期に、身体がほっこり温まるメニューを開発。
土生姜のかき揚げと豚肉でとんがり君。
温まるどころか、汗だくになります。
まとめ
人気店突然の閉店に驚きましたが、聞くところによると、店主の木田氏はすでに次のチャレンジをみすえ、新たな展開を計画しているようです。
新しい場所で新しいうどんを楽しみに、待っています。
梅田、ヨドバシ他の釜たけうどんは営業しています。
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