奈良市の興福寺で12月28日、国宝館が1年間の耐震改修工事を終え、関係者に公開されました。
阿修羅像を含む八部衆立像(奈良時代)など奈良、平安、鎌倉各期の仏像や名品、国宝10件と、重文8件を展示しています。
公開日、時間、アクセス、国宝館についてまとめました。
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興福寺国宝館
リニューアルオープン日時
2018年(平成30年)1月1日元旦 午前9時
開館時間
9時~17時(16時30分受付終了)
拝観料
大人700円、中高生600円、小学生300円
アクセス
近鉄「奈良駅」徒歩10分
JR「奈良駅」徒歩15分、奈良交通バス市内循環系5分「県庁前」すぐ
国宝館
興福寺国宝館は、僧侶が集団で食事をする食堂が建てられていた場所に、昭和34年(1959年)に鉄筋コンクリート造の耐火式宝物収蔵庫として建てられました。
食堂と細殿を連結して内部を一堂とした建物で、数多い仏像や寺宝を収蔵し、一般公開するための利便生を考慮して設計された、正面9間(35.3m)、側面8間(31.8m)の、本瓦(ほんがわら)葺き建物です。
地下には、旧食堂の奈良時代以降の遺構がそのままの形で保存されています。
館内には旧食堂の本尊千手観音菩薩像を中心に、興福寺の歴史を伝える絵画、仏像、工芸品、典籍、文書、歴史資料、考古遺物などが収蔵されています。
奈良時代の阿修羅像などの乾漆八部衆像や乾漆十大弟子像、梵鐘、華原馨、平安時代の銅造燈籠や火袋扉、板彫十二神将像、鎌倉時代の木造金剛力士像、木造天燈鬼・龍燈鬼像、さらに飛鳥の山田寺から運ばれた7世紀の銅造仏頭などの国宝や、その他重要文化財の木造阿弥陀如来像や木造薬師如来像、梵天像、帝釈天像なども安置されています。
最後に
1年間の耐震工事が終了した国宝館。どんな展示になっているのか楽しみですね。
国宝館のご朱印も1年ぶりにいただけます。
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