高安関の大関昇進で、名字のルーツを持つ大阪府八尾市の「高安」で昇進フィーバーが起こっているらしいと聞きましたので、さっそく行ってきました。
大関 高安関
大相撲夏場所で11勝を挙げ3場所通算34勝となり、大関昇進の目安もクリア、見事大関昇進を決めた高安関。
大関昇進で本名の「高安」から四股名を改名するのかと思いきや、そのままの「大関 高安」で来場所も土俵にあがることに驚きました。
本名は高安晃、茨城県土浦市出身の田子ノ浦部屋所属。
入門時は元横綱隆の里の鳴戸部屋に入門、当時の鳴戸部屋は稽古が厳しく4度脱走したとか。2013年師匠の急逝で田子ノ浦部屋に移籍。
元AKB48の秋元才加とは、フィリピン出身の母親同志が仲良く、同じハーフで幼馴染です。
さて、高安関の名字「高安」は3代前まで大阪府八尾市に居住していて、八尾市にルーツを持ちます。
八尾市 高安
大阪府の東部にある八尾市、その八尾市のまた東部に「高安」があります。
地名としての「高安」は八尾市東部を南北に連なる生駒山地の麓、東高野街道沿い(旧国道170号線)一帯に高安の地名が残っています。西暦600年代の大化の改新の時代からある名字で、渡来人をルーツにもつと言われています。当時は物部氏の勢力範囲で蘇我氏と争っていました。
河内国の一郡にあたる高安郡に飛鳥時代667年(天智天皇6年)に天智天皇が標高488メートルの高安山のふもとに倭国最後の防衛線のために高安城を築城し、その豪族は高安氏となり今も受け継がれている。
その後中世、近代に、河内国高安郡、中河内郡高安村、南高安町と地名を残しています。
観光名所
河内二宮の恩智神社、心合寺山古墳をはじめとする高安古墳群、教興寺、元善光寺、高安山気象レーダーなどがあります。
信貴山口駅からは「西信貴ケーブル」が高安山駅まで運行されています。さらにバスで信貴山朝護孫子寺まで行くことが出来ます。
高安山への登山道も複数あります。
近隣は旧河内国に属しており、盆踊りでは河内音頭が踊られています。
高安山
高安駅
最寄駅は近鉄大阪線「高安駅」で準急までの列車が停車します。
高安駅は山の麓から少し西に降りたところにあり、駅に併設されている、高安検車区、高安検修センター、高安列車区を含む、高安車庫は鉄道好きには有名です。
近鉄大阪線の列車搬入も高安車庫で行われます。
高安車庫
高安車庫では毎年秋に鉄道まつりが行われます
きんてつ鉄道まつり2022「五位堂・高安会場」体験、事前申込の即売会
商店街
駅の東西には、1本の小さな商店街がありますが、駅の東側に店舗が集中しているだけで、そんなに栄えているわけではありません。
高安フィーバー?
こういう張り紙はありましたが、テレビで騒いでるほど、特段フィーバーが起こっている様子もなく、普段と変わらない光景でした。
ふとん店の店頭には「座布団割引7,000円」の張り紙は確認しました。「高安大関ツイッペ」のパン屋さんはこの日は定休日でした。。
あとは特段変化は確認できませんでした。
玉串川
駅の西側には、旧大和川の川筋の「玉串川」が流れており、南北4キロにわたってソメイヨシノの桜並木が植えられており、春には川を挟んで綺麗な花を咲かせています。この桜はかなり見応えがあり、人で溢れかえっています。
おすすめ
駅を出て西に進み、玉串川沿いを南に10分くらい歩いたところにある温泉、源気温泉「おゆば」は露天風呂から高安山が見えます。
お食事処「うまい屋」が併設されているので、食事も可能です。
駅を出て東(山側)に数分歩いた商店街の中にある、「中華料理てんぺい」は美味しくオススメです。
てんぺい
まとめ
一躍脚光を浴びました「高安」ですが、本人ほどこの街は準備が出来ていないのが現状で、過度な期待を持つと拍子抜けになるのでご注意ください。
車庫と車庫の間に踏切があるので、閉まっている時間が結構長いので注意。また、逆にその踏切を通り車庫間を移動する電車が行ったり来たりするのを眺めるのもいいでしょう。
ファンの方で一度来てみたいと思う方は、急がなければ桜の季節がオススメです!
「高安」をまとめてみました。