「シュッシュポッポ、シュッシュポッポ」
昭和50年に引退して以来、日本各地で静態保存されている、SLを整備して観光列車として走らそうという動きが増えてきました。
このSLといわれる蒸気機関車、蒸気機関とテコだけで動くロジックは、ほんとうに素晴らしいです。
和歌山県で、また1両のSLが再び蘇ろうとしています。
そのSLがD51(デゴイチ)です。
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D51 827
引退後、払下げで愛知県あま市で「D51 827」を個人で所有していた親族が、今年1月重量物運搬を手掛ける大阪市の会社「アチハ」に譲渡しました。車両はあま市でそのまま保管されていました。
4月18日に、「D51 827」を有田川町の有田川鉄道公園内にある旧有田川鉄道線で走らせるために、車体を三つに分割された状態で運び込まれ、組み立て作業が行われました。今は夏に向けて整備中です。
「D51 827」は昭和18年に製造され、昭和21~昭和48年に国内で走行、中津川機関区に所属していたのでプレートは青色です。
蒸気機関車“D51 827” 復活への道
アチハ株式会社では、鉄道文化遺産である蒸気機関車を新たな カタチで未来へと引き継ぐプロジェクトを実施。D51 以外の蒸 気機関車でも、整備・運用するとのことだ。整備作業は有田川 鉄道公園内で行う予定で、今後、新たな蒸気機関車がお目見え するかも? 蒸気機関車(通称 SL・エスエル)は、 鉄道車両の代名詞と言える。鉄道ファン でなくとも、一度は耳にしたことがある だろう。中でも“デゴイチ”の愛称で知 られる「国鉄D51 形蒸気機関車」は、今 も高い人気を集めている。 2017 年そんな“デゴイチ”が和歌山 県で復活する。
鉄道車両の輸送等で業界有数の実績を持つ 「アチハ株式会社(大阪府)」が取得した“D51 827”が、 同年4月 18 日、愛知県あま市から和歌山県有田川町の有田川鉄道公園へと移送される。移送後の車両は、公園内の線路や車庫で整備を実施。整備 中の光景を目にするチャンスがあるのは、移送後だけだ。
なお、車両を動かすために石炭や火は使用しない。「圧縮 空気」を動力とするため、安全性が高い。 作業完了後には、実際に車両を走行させるとともに、来園 者が体験できるメニューをスタートする予定だ。“デゴイチ” 復活の日は、間もなくである。
有田川町より
「D51 827」は車両の動力には石炭や火力を用いず、「圧縮空気」を使用します。
乗車体験&運転体験
2017年
2017夏の乗車体験&運転体験!
有田川町より、乗車体験&運転体験を開始するとのアナウンスがありました
【乗車体験】事前予約は承っておりません
D51が牽引する車両(車掌車など)にご乗車!
◆日時/平成29年7月23日(日)、7月29日(土)、8月5日(土)、
8月6日(日)、8月26日(土)、8月27日(日)
※運行時刻:11時、13時、14時、15時
◆料金/大人(高校生以上):500円、小人(小・中学生):300円、
幼児(未就学児):無料
【運転体験】事前申込制です
憧れのD51運転士を体験できます。〔初心者向け〕
◆日時/平成29年7月28日(金)、8月4日(金)、8月25日(金)
※午前の部(10時〜):4名、午後の部(13時〜):6名
◆走行コース/金屋口駅→交流館前を2回[約200m×2回]
※後進の運転操作は指導員が行います。
◆料金/夏休み特別料金・お一人様6,000円
(通常料金は10,000円)
※当体験の参加資格は、高校生以上となります。
◆体験当日の流れ/受付→事前講習(10分)→車両説明→体験
◆申込について/事前申込制となります。有田川町ホームページ
から必要書類をダウンロードのうえ、有田川町商工観光課まで
ご提出ください。
◇申込締切
7月28日及び8月4日実施分…7月21日(金)正午まで
8月25日実施分…8月14日(月)正午まで
◇申込みの結果について/
申込みが多数の場合は、抽選とさせていただきます。
抽選結果を迅速にお伝えするため、申込書にはFAX番号か
メールアドレスを必ずご記入ください。
※迷惑メール防止用にメールフィルターを設定されている方
は、有田川町からのメールが受信できるように設定をお願
いいたします。
◆申込先や詳細については、下記ホームページをご覧ください。
【有田川町ホームページ】
http://www.town.aridagawa.lg.jp/kanko/kanko_info/20830.html
※10月22日の体験運行は中止となりました
貸切運行は募集中です
http://www.town.aridagawa.lg.jp/kanko/kanko_info/21718.html
2017秋の乗車体験
事前予約は承っておりません。
◆日時/平成29年11月3日(祝・文化の日)〜5日(日)
※運行時刻:11時、13時、14時、15時
◆料金/大人(高校生以上):800円、小人(小・中学生):500円、
幼児(未就学児):無料
◆乗車車両
有田川鉄道公園内の保存車両「キハ58003」を客車とし、
ご乗車いただく予定です。
2017年末【D51827&キハ58003での体験】
2018年
◉SL D51 827+キハ58 編成(キハ58 003をD51 827が牽引します)
運行日:1月2月
1月27日(土)28日(日)
2月10日(土)11日(日)12日(月祝)24日(土)25日(日)
運行時間:午前10:30、11:30 午後13:00、14:00、15:00
(場合により変更すことがあります)
体験料:高校生以上 500円、
小中学生300円、幼児無料
運行日:3月、4月
3月10日(土)11日(日)、24日(土)、25日(日)、4月7日(土)、8日(日)
運行時刻/10:30、11:30、13:00、14:00、15:00
※3/24のみ、運行時刻が異なります。(10:00、12:00、12:30)
体験料:高校生以上 500円、小中学生300円、幼児無料
2018年ゴールデンウィーク
4月28日、29日、30日、5月3日、4日、5日、6日
乗車体験・こども鉄道員体験 10:00~15:00 随時運行
こども運転体験 15:30~17:00(140㎝以上、要保護者)
2019年
2019年GW特別企画
5月3日(祝・金)、4日(土)、5日(日)
本物のSL運転❣️日本でここだけの体験❣️
ゴーデンウィークの特別企画として、有田川鉄道公園にて、小学生を対象にSLの運転体験を実施いたします。詳細はJTBの旅いくのホームページをご覧ください。
https://tabi-iku.jtbbwt.com/program/1055680/
8月
8月11日、12日、13日に乗車体験運行を予定しています。
詳細はJTBの旅いくのホームページをご覧ください。
JTB旅いく
https://tabi-iku.jtbbwt.com/program/1056309/
「D51 827」は公開日以外、通常車庫の中に入っています
定期整備と車両の状態確認をかねての試験走行は不定期で行っている模様です。
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有田川鉄道公園
永年にわたり沿線の発展に寄与した有田鉄道を末永く後世に伝えることを主な目的のひとつとし、同鉄道の廃線後に整備計画が立案され、町有地となった旧有田鉄道金屋口駅構内を整備し、2010年(平成22年)3月20日に開園しました。
有田川町観光協会より
場所・アクセス
有田川鉄道公園(和歌山県有田郡有田川町徳田124番地1)
鉄道:紀勢本線「藤並駅」より有田川町観光施設巡回バス(無料)、有田鉄道バス15分
車:阪和自動車道「有田IC」より和歌山県道22号線「吉備金谷線」10分
入場料
公園無料
有田川鉄道交流館
入館料
- 大人:200円
- 高校生:200円
- 小中学生:100円
- 幼児・保育園児:無料
開館時間
10:00~17:00(最終入館16:30まで)
休館日
- 毎週水曜日、木曜日(水・木曜日が祝日の場合開館)
- 年末年始(12月29日~1月3日
こちらでは他の動態保存車両の運転もしています。
まとめ
SLといえばD51(デゴイチ)と言われるくらい、パワフルで代表的な蒸気機関車。
今は、D51が2両保存されています。
夏に向けて整備をしている「D51 827」が動くようになると、同公園で静態保存されている「D51 1085」も動態保存に向けて整備する予定だとか。
動態保存に整備されたD51は全国に貸し出す構想もあります。
静態保存されているSLをどんどん蘇らせたいですね!
有田川鉄道交流館
https://www.facebook.com/kiha58003
静態保存、展示中ののD51 1085
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