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国道371号 石仏バイパス
大阪府河内長野市と和歌山県橋本市を紀見峠方面から結ぶ「一般国道 371号(石仏バイパス)2期工区(延長約 2.3km)」が、2018年(平成30年)9月に新規供用開始することとなりました。
なお、府県間トンネル部分を含む残る河内長野市天見から和歌山県との県境に至る区間(紀見道路)については、引き続き事業を進めているようです。
石仏バイパスは大阪府堺市美原区から和歌山県橋本市までの延長約30kmを結ぶ「大阪橋本道路」を構成する一部区間です。
開通日時
2018年(平成30年)9月29日(土)午後4時
開通区間
才ノ神大橋先~出合ノ辻 間
※石仏バイパスは供用済区間と同様に、歩行者・自転車は通行できませんのでご注意ください。
石仏バイパス 3期部分
大阪府 石仏バイパス3工区の詳細設計に着手へ
大阪府富田林土木事務所は、一般国道(新)371号石仏バイパスの建設事業で、2017年度から(仮称)山岳トンネルや橋梁などを含む3工区の詳細設計に着手する。同工区は山岳を通る区間のため、先進導坑を掘削する施工を想定している。2018年8月末までに、施工計画や工法などを決める方針だ。
3工区は、南海天見駅付近から、和歌山県側と結ぶ新紀見トンネルの大阪側坑口までの延長450㍍、幅員は7・5~9㍍。このうち、天見駅付近からルート上を横切る谷までの170㍍が切土区間で、切土量は2万立方㍍。谷を横断する部分に架設する橋梁はプレテンションT桁橋で橋長20㍍。橋梁南側から延長60㍍は山岳トンネルとなり、NATMによる掘削を想定している。
新紀見トンネル南側坑口から府県間トンネルまでの200㍍は大規模土工区間で、切土7万立方㍍、盛土6万立方㍍を行い道路を築造する予定。さらに交差する生活道路への進入路も設ける計画だ。
工事場所は河内長野市天見他。
新紀見トンネルはすでに掘削は完了していて、大阪側のバイパス工事完了町の状況です。
石仏バイパス全線開通は2024年までの予定です。
国道371号について
大阪府河内長野市から和歌山県東牟婁郡串本町に至る一般国道。
紀伊半島を南北に縦断しています。
有料道路であった高野龍神スカイラインも国道371号の一部区間になっています。
かつては橋本市の国道24号以南はほぼ全線を通じて1.0車線程度の狭隘路であったほか、落石や路肩崩落なども多く、2カ所の未開通区間などを有する全国でも知名度のある酷道でしたが、近年はバイパス道路や高野龍神スカイラインの無料化によって、国道狭隘路部分の旧道化などにより道路事情がかなり改善されてきています。
国道371号の路線図
関連:国道371号|龍神殿原工区が3月26日全線開通|酷道区間が解消